当初はジェンダー的観点から女性写真家に絞った特集を組むつもりはありませんでした。しかし、この年の木村伊兵衛写真賞の候補者6人が史上初の全員女性だったこと、1990年代にガーリーフォトと言われた時代とは一線を画していること、ご高齢の西本喜美子さんの自撮り写真が話題になったことなどを総合的に考えた末、時代の証を残すべきだと考え、特集実行を決断しました。
グラビアにはヨシダナギさんら若手写真家を起用。写真史家の戸田昌子さんにガーリーフォト時代からの総括をお願いしました。発売後には「Buzz Feed Japan」から取材を受けるなど、他メディアも巻き込んで話題になりました。
ちなみにこの号でもう一つ話題になったのは「パクリとパロディーの境界線」。AI時代の到来を視野に入れた企画です。著作権に詳しい福井健策弁護士の監修のもと、裁判事例の検証を行いました。

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