毎年7月号はヌード特集が恒例という約20年間の「お約束」を破り、この号は115ページにわたる人物写真の大特集を組みました(※この理由については2016年7月号の項目をご覧ください)。
ポートレート、スナップといった正統派のアプローチはもちろん、ふだんアサヒカメラに登場しない写真家の「人をモデルにした非ポートレート型の作品」など、人物写真の多様性を体現する「大全」にしてみました。レンズワークやライティング撮影技法の話に加え、「撮影される側のキモチ」を元モデルの女性写真家が語っている記事を盛り込むことで、読者(撮影愛好家)が自身の撮影行為を俯瞰できるようにしました。結果、人物写真はモデルとの共同作業であることを、あらゆるアプローチで紹介した大特集に。売上も前年のヌード特集号の水準を維持できました。

You may also like

Back to Top